所属するエイサー団体・具志川倶楽部が、沖縄芝居の大御所である北島角子さんと共演させていただくという貴重な舞台に参加させてもらった。

北島さんの・・・・


一人芝居『針突（はぢち）』
（2005年6月4日国立劇場おきなわのポスター）

のあとでエイサーの出番となった。

出番まで舞台袖で北島さんの演技をみつめていた。大女優というのは彼女のようなひとをいうのだと思った。自分たちの出番があるため、最初から最後までお芝居を見ることができたわけではないが、その演技をどこから鑑賞しはじめたとしても・・・

その空間に包み込まれてしまう・・・

スターというものは、そのひとが登場するだけで、オーラが漂うっていうのは当然あるんだけど、さらに演技が始まってから創造される空間というのがスゴイ。小宇宙とでもいうのか、見ている側がその世界に入り込める浮遊感がたまらない・・・ヘタな役者が単に役にのめりこむだけでは見ていても興ざめしてしまうのだが、カリスマはやっぱ違うんだよね~・・・ってなんとなく思った。

そして、この『空間創造』という点で、役者も唄者も、しいては学校の先生だってそーだと思うけど、「相手の心をつかむ」のがとても大切。たいへん勉強になった。

単純に芸が上手いだけでなく、「味がある」とか、オリジナリティとか、もっといえば、『そのひと自身が魅力的であるかどうか？』というのがとても重要な要素なんだと思えた。

そーいえば、ゆうべ、「僕たちの戦争」ってTBSスペシャルドラマで主役を演じてた森山未來（もりやまみらい）くん、めちゃくちゃいい味だしてた！彼って、「セカチュー」にでてた高校生？ルックスは好みではないんだけど、空気感がある俳優さんだった。大沢たかお似ってだけじゃなかったのね。。。(^▼^ ;)